水平診療について
治療を行う際には背もたれが後ろへ倒れ、ほぼ水平になります。これは水平診療という診療方法で、患者さんの上半身と下半身の血圧が体を水平にすることにより一定になり、全身がリラックスした状態で治療を進めていくことができるものです。
また、患者様の不安感をあおる器械や器具類も極力目に触れにくい場所に設置されてあり、歯科恐怖症の方や高血圧症の方々のお体へのストレスも大部分抑えられるよう工夫されています。患者様のなかにはリラックスし過ぎてそのままお眠りになられてしまう方もいらっしゃるようです・・・。
一方、術者にとっても身体ストレスが少なく、長時間治療においても的確な判断、正確な手技を可能にしうるシステムです。
ドクターも人間ですので心身ストレスが過剰な環境での長時間勤務は医療ミスの原因になってしまいます。しかも歯科治療においては一度削ったらもとには戻らない組織をコンマ何ミリの作業をしなければなりません。
術者の疲労で午前中最初の患者様と午後最後の患者様に対する治療テクニックに差が出てしまってはいけませんよね。
平成4年、研修所でのスナップ(元WHO顧問・HPI研究所創設者 ダリル・ビーチ先生と)
Dr. Daryl Beach
治療手技や患者様の体調によっては座位で行うことも可能です。
腰痛その他お体の具合を教えていただければ治療椅子を倒さずに治療いたします。